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推しのATMになりたい日常

推敲しない女です。

2015年上半期舞台・イベント個人的感想

2016年ももう間近に迫る、師走。
今年はとにかく現場に足を運ぶのを目標に、「現場百回」と刑事ドラマのようなものを掲げながら過ごしてまいりました。
ラインナップはかなり偏っておりますが、ぼちぼちと、今年に観た舞台やイベントのまとめなどをしていこうかなと思います。各月ごとに、印象に残った事などをざくざくと話していきます。
まずは上半期から。思い出した感想を、今後こっそり追加するかもしれません。


■1月

  • 新・幕末純情伝
  • 安西慎太郎 写真集発売記念イベント
  • 安西慎太郎&矢田悠祐 写真集発売記念トークショー
  • POTLUCK FESTA 2015
  • 超英雄祭
  • D-room8 心霊探偵八雲の会
  • 佐藤流司 写真集記念イベント

るコンのカウントダウンで幕が開き、元旦早々賀来賢人の新感線出演が発表された2015年。
1月はイベント系の参加が多かったです。
「新・幕末純情伝」は、テニミュ以外の小沼将太くんが観てみたい!という気持ちで行きました。泥臭いイメージのある新撰組ですが、若手キャストの清潔感と生真面目さが印象に残った作品でした。頭も育ちも良く、綺麗で純粋な感じが、やや題材にはミスマッチのようにも思えたのですが、桂や龍馬等のキャストが腰を据えて作品を力強く引っ張っていたので、安心して楽しめました。この時はじめて新国立劇場小劇場の舞台真横バルコニー席に座りましたが、正面からだと見えないような役者さんの表情が見えたのが新鮮で面白かったです。当たり前なんですけど、ああ客席から見えないところでも芝居は続いているんだなあと。
そして、安西くんのイベントにもいくつか足を運びました。テニミュ以外の素面の現場は初めてだったのですが、握手会の時は「もう花丸120点満点!」と言いたくなるようなコメントをくれて、お値段以上でした。矢田くんとの伝説のおでんつんイベントは、緊張しながらもリラックスした雰囲気で、口説きあったりふざけあったりしていて非常に可愛かったです。最後のハイタッチお見送りの時に、矢田くんに不意打ちで帽子を褒められて、うっかりテンションが上がってしまい、安西くんに何も言えなかったのは笑い話です。
POTLUCKは面白い試みだったのですが、イベント開催時間が予想よりも遥かに長く、最後までいられなかったのが残念でした。次もし機会があれば、きちんと見積もって予定を組みたいなと反省しました。
流司くんのイベントは、この子どんな子なんだろう〜という好奇心に身を任せて参加したのですが、ファンを飽きさせず萌えツボをガツガツ刺激してくれていて、こっちの沼はこわいぞ〜と思いました。


■2月

  • マーキュリー・ファー
  • 劇団プレステージ本公演「WORLD'ENDのGIRLFRIEND」 3回
  • 心霊探偵八雲 〜祈りの柩〜 3回
  • ママと僕たち
  • つかこうへいTriple Impact「ロマンス2015」
  • ママと僕たち 〜おべんきょイヤイヤBABYS〜
  • つかこうへいTriple Impact「いつも心に太陽を」

質の良い作品をたくさん観られた月だったなと思います。
「マーキュリー・ファー」は、もう一度観たい、でももう二度と観たくない、素晴らしい作品でした。誰もが壊れてしまった世界の中で一人だけ苦しみと過去を背負って愛する弟を守り生きていく兄と、バタフライというドラッグのようなものに侵されて過去を忘れ一時の快楽に生きる弟。そんな兄弟を演じるのが、高橋一生さんと瀬戸康史くんという最高のキャスティング。快楽に染まり辛い過去を忘れた弟への羨望、何も知らない彼への憎しみや怒り苛立ち、けれども真っ直ぐで純粋な弟を愛おしく想う気持ち、一度だけ彼を置いて苦しみから逃げ出してしまった過去の後悔、そして贖罪。そんな複雑に絡み合う感情を吐き出すように演じる高橋一生が狂おしくて、美しかった。水田航生くんが演じるダレンが、父親にカナヅチで殴られた頭の傷を「究極の愛」と表現して「もうこんな愛はこの世にはない」と主張するシーンがとても好きです。水田くんファンが非常に羨ましくなる作品でした。通うの大変だっただろうけど、精神的に。
「ロマンス2015」は、中屋敷法仁×つかこうへい作品が大好物すぎて、チケットを取ったのですが、鈴木勝大くんも池岡亮介くんも素敵ですっかり魅了されてしまいました。冒頭の鈴木くん演じるシゲルの女装は、揺るぎなくベストオブ女装2015だと思います。シゲルがタバコを咥えながら池岡くん演じる牛松の前に現れて、煙をふきかけるシーンが至高すぎましたありがとうございました。お二人ともメインのお芝居を拝見するのは初めてだったかと思います。当初イメージしていた鈴木くんはもっと渇いていて、無機質で、頭でっかちで、シゲルとは正反対な青年だったのですが、この作品で目の前に差し出されたのは、粘こくて生なましくて本能的なキャラクターでした。池岡くんも、どこか俯瞰で物事を見ているような、二次元的で、所謂Dボ(偏見)らしい役者というイメージだったのですが、彼の牛松は何もかもかなぐり捨ててしまうほどの愛に身を焦がして、愛に溺れて、愛を恐れて、のたうちまわって、ぶつけていく様が鮮やかな三次元の青年でした。もし、私が彼らのファンだったなら、まさにこういう役柄を演じている彼らが見たかっただろうなと思います。
「ロマンス」を観終えて、すぐに「いつも心に太陽を」のチケットを取って、翌週足を運びました。柳下大くんは、私の演劇という趣味に拍車をかけた役者さんだったのですが、お芝居を観るのは久々でした。もしかして「アメリカ」か「熱海殺人事件」ぶりかな。一見すると、「いつも心に太陽を」の方が「ロマンス」に比べて、作りも見た目もサブっぽいゲイさがあるのですが、キャラクターの精神や関係性はこちらの方がBLに近かったなと思います。柳下くんの泣きの演技の幅広さに、毎度感嘆しきりです。高橋龍輝くんは、テニミュ以外で(多分)初めてお目にかかったのですが、冒頭の独白が素晴らしくよかったです。こうしてまた好きな役者が増えていくのだなあと思います。
「WORLD'ENDのGIRLFRIEND」、劇団プレステージの公演は「サイキック・フライト(再演)」からの新参野郎ですが、一二を争う好きな作品になりました。外側を設定で固めてキャラクターを立てるのではなく、内側を掘り下げてキャラクターを深めているのに、作品への繊細な優しさや愛を感じました。あれを見たときの感覚に似ています、「青年Kの矜持」。特に、最近実力派の道を着々と歩んでいる、劇団員きってのイケメン(……と謳われていますかね?)平埜生成くんをメインに持ってきて、イケメンが武器にならない相手との物語を描いているのが非常によかったです。そして、千本桜ホールからシブゲキに移っての作品を観ながら「俺たちポンコツだけど応援してくれる方々のために頑張ります!」と繰り返されるのに少しばかり辟易していていたところだったので、この作品が、劇団プレステージという団体そのものに寄り添いすぎていないテーマであったことは、私にとって非常に大きなことでした。この前作の「ボーンヘッド・ボーンヘッダー」も、好きでした。
心霊探偵八雲は、安西くんの演技ってまじで生々しさの色気100パーセントやな!!という気持ちでした。生々しさの色気に関しては、もう散々前に書いたので割愛。演じるというより、宇都木賢人その人の魂の叫びを聞いているようでした。そんな風な安西くんのお芝居を観るのは初めてで、いつか焼き切れてしまうのではと最初のうちは思いましたが、見るにつれ、安西くんはその人の人生に自分を重ね合わせるのではなく、その人のものとして全うするから、一緒に心が引きちぎれてしまうことはないのかもしれないなあと思った次第でございました。
「ママと僕たち」、その場でDVD予約しました!楽しかった…楽しかった……!ママ僕は、昨年のネルフェスで観たのが初めてで「なんだこの頭のおかしい作品は!」と思って気にしていたのですが、こんなの楽しくないわけないじゃん…?見目麗しい男子たちが赤ちゃんになって、ママが一番とか言うわけじゃん……??若手俳優好きが行き過ぎると保護者的になる例があるのを熟知したネルケさんならではの最高にクレイジーで最高にキュートな作品でした!ここで、かねてより気になっていた原嶋元久くんに落ちましたどうもありがとうございました。


■3月

2月が非常に充実した月だったので、3月はまったり……とはいかなかった。
なんといっても大きかったのはNARUTO。推しがセンターに立っているだけで鳥肌が立ち、涙が溢れてくるという謎の体験をしました。こちらも、詳しくは以前語ったので割愛します。最初の数回は、カテコのキャストが自由すぎて非常に可愛かったです。
そして、ミュージカル「テニスの王子様」青学vs不動峰では、初めてテニミュの始まりを観ました。スタートラインに一緒に立って感じたのは、テニミュというシリーズは、観客自身が、キャストや作品とともに、これからの長い戦いを積み重ねていって、初めて完結する物語であるということ。3rdシーズンは、ぜひ彼らと共にゴールまで走っていきたいと思いました。ゴールテープの向こう側には、どんな景色が広がっているんだろう。わくわくします。


■4月

4月は、何と言っても「星の王子様」が素晴らしかったです。原嶋くんが最初の独白の言葉を発した瞬間に、ああ私はこの作品が好きだと思いました。そんな感覚を抱いたのは初めてでした。すっと言葉が体の隙間に滑りこんできて、じんわりと温かくなるような、そのまま心臓を指の先でそっと撫でて、それから大切に包み込みこんでくれるような、優しいお芝居でした。一番ぐっときたのが、二人で井戸を探しに砂漠を歩いている途中、寝てしまった王子を抱きながら飛行士が歩くシーン。王子のはかなさを知り、大切だと気付き、守りたいと思う想いが発する言葉のひとつひとつに滲んでいて、こんなに優しい気持ちがあるんだと、とても尊いものを見た気がして胸が苦しかった。死を目の前にして、ひとりぼっちで、それなのに、ずっしりと腕にかかる重みを愛おしく思う彼の言葉が、こんなにも刺さるものだとは思わずにいて、気付いたら涙が自分の頬を濡らしているなんて嘘みたいなことが起きていたのでした。作品としては本当にシンプルで、原作を時系列順に忠実になぞるだけと言えなくもない演出と構成だったのだけど、筋が静かな分、その上で動く役者の言葉や心の波がダイレクトに伝わってきたような気がします。もう一度観たいけれど、このたった一回を、これから先もずっと大切に胸にしまっておきたくなるような、そんな作品でした。


■5月

5月はあっちこっちで一生推せる〜ヽ(;▽;)ノと言っていた月でした。
飛天でのドライブイベは、なんというかすごいものを見ちまったぜ……という気持ちでいっぱいでした。竹内涼真くんの可愛さと尊さに目覚めました。ドライブについても、軽く前に書きました。ありがとうドライブ。ありがとう、ありがとう。
そうそう、初めて「滝沢歌舞伎」でジャニーズの舞台を観ました。豪華絢爛という言葉が相応しい、お金の贅沢な使い方を知っているエンターテイナーの作品だなあと思いました。観客の視線の動きを熟知したステージの作りに、感心しきり。私の好みとはピントが合わなかったのですが、でも一度は観て損がない作品だったと思います。二階最前センターにいたら、タッキーが目の前まで飛んできました。言葉通りです。キラキラしてた…あれがジャニーズ……(こなみかん)
戦国無双「滝口炎上」の安西くんは、とっても美しかったです。特に、今まで生々しさばかりを感じていたのですが、「戦国無双」の殺陣やダンスや「滝口炎上」のキャラクターには無機物的な冷ややかな美しさがあって、新しい一面を見たような気がしました。この話も、前にちょっとだけしたような気がします。「戦国無双」のダンスで目を眇めるのが本当にエロスだからけしからんもっとやれと思います。


■6月

6月、6月は濃かった。濃かったです。
まずは、「タガタリススム、の、的、な。」。これも、「天邪鬼」の記事で触れたので詳しくは割愛するけれど、非常に好みな作品でした。重ね上げられていく言葉、シーン、謎が、後半一気に解きほぐされていくのが気持ちよかった。ラストシーンが本当に好きです。余談ではありますが、「ありとあらゆる原嶋元久を堪能できたので膀胱死すとも悔いはなしだな」というツイートからお察しください。原嶋くんのクソ女装もありがとうございました。
「中屋敷法仁のナマ屋敷」は、今後公録があれば迷わずいくぜ!というような夢企画でございました。中屋敷さんが、玉城くんと細貝くんに「ちょっと二人で話してて、俺はそれ聞いてメモ取ってるから」的なことを言っているのを聞いて、あああそれ知ってる!おれたちだ!!!!!と思いました。色々なことを思ってメモをしていたはずなのですが、そのメモがどこかに消えたので、またどこかで。中屋敷さんが好きだなあと思うばかりの事故しかないイベントでした。まだ宮下雄也オールナイトイベに一度も行けていないので、次こそはと思っています。
そして、NARUTOシンガポール公演。海を越えて遥々行ってまいりました。久々に一人で海外に行ったのですが、現地で知り合った日本のファンと親しくさせてもらって、さほど孤独ではなかったです。渡航前からチケットのシステムがよく分からずに間違ったチケットを購入してしまって幾分無駄にしてしまったり、タクシーの運転手と謎の喧嘩をして英語のあまりの出来なさに呆れられたり、部屋にダブルベッドが二台に露天風呂までついてる豪華な部屋を一人で独占して枕を濡らしたり、劇場の近場に宿泊していたが故にキャストに遭遇してしまったり、と何だか色んなことがありましたが、世界という大舞台のセンターに立つ推しの姿を、ステージに一番間近な席で見られたということが何よりの宝物になりました。これから先、きっと件の推し松岡広大くんのステージを観に、再び日本の外へ足を運ぶ機会が来るのだと思います。けれども、彼の、世界という舞台の第一歩はここから始まった。それを見届けられたこと、そして、それを心の中に置いておけること、彼が役者として大きくなっていく様をこの目で観られること、それが何よりも幸福だと思っています。あああ、シンガポール公演もう一回みたい!


…………というわけで、下半期編に続きます。
今年の観劇予定が12/31まであるので、更新は来年かもしれません。